第2幕 開幕(5泊6日の旅Ⅱ)
コインパーキングで車中泊
入学式の夜は焼肉屋でお祝い。入学式を終えた三女と同じく京都の大学に進学してい
る次女,大阪の大学院を卒業した長女も交えてのお祝いとなった。その日の夜は次女が
住むマンション隣のコインパーキングで車中泊。何と翌朝8時までに出庫すれば200
円で済むとのことで即決。ここでも同僚から贈られた寝袋が大活躍。感謝・感謝。
いよいよ高野山(4日目~5日目)
歴史小説にドはまり中ののりさんは,司馬遼太郎さんや夢枕獏さんの小説を通して
空海さんのもとを訪れてみたかった。少しでも空海さんに触れるべく,宿泊は宿坊。
2食とも精進料理でもよかったが,夜の高野山散策もかねて地元の食べ物屋さんへ。
これがよかった。たまたま飛び込んだ食べ物屋さんではいろいろな出会いが。
そこが居酒屋と気づいていないのりさんはカレーライスを注文。
食べながら,あれっ?俺のスリッパはどこ?と足元をきょろきょろしていると,たま
たま隣に座ったオーストラリアからの二人連れの方が「靴は外の靴箱で脱いできたはず
ここはスリッパは無かったよ」と教えてくれた。そこから夫婦と思しきお二人と話がで
きた。東京や大阪を観光して高野山に来たご夫婦は,明日からは四国を自転車で巡るそ
う。そのバイタリティーに脱帽。
もう一つの出会いは,常連さんと思しき3人の男性との会話。話の中で,のりさんと
同郷の人がいることもわかり,地元の話で盛り上がった。そして,いずれ自分はキャン
ピングカーで日本中を旅しながら酒場放浪記で登場した居酒屋をめぐりたいという話を
したら3人連れのリーダーと思しき人が,「居酒屋巡りをしたいという人が居酒屋で
カレーを食べてるってどういうこと?」という突込みが。
こんな出会いがあるから旅は面白い。
宿坊に戻って翌朝は護摩行体験と精進料理の朝食。家内安全と厄除け祈願を護摩木に
書いて煩悩を焼き尽くしてもらった。